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公立カレッジの本科プログラムに入学する際に必要な英語要件を満たす方法についてのお話

こんにちは、トロントオフィスです。
本日は公立カレッジの本科プログラムに入学する際に求められる、必要英語要件を満たす方法についてお話します。

 

概要

 

まず大前提として公立カレッジの本科プログラムに入学するには、留学生で出身国の母国語が英語でない人の場合、自分はちゃんとカレッジの勉強についていける程度の英語力がありますよ!という証明をカレッジ側にしなければなりません。公立カレッジの本科プログラムは英語ではなく専門的な学問を学ぶ場所ですので、その証明をしないと公立カレッジの本科プログラムには入学できません。

その証明をする方法としては日本人の場合、大きく分けて3つの方法があります。1つ目は公立カレッジ付属のESLに入学し、そのカレッジの本科プログラムに入学できる程度のレベルのクラスに到達し、試験で規定の点数を取得すること。2つ目は語学学校のパスウェイコースに入学し、公立カレッジの本科プログラムに入学に求められるレベルのクラスに到達し、試験で規定の点数を取得すること。3つ目はIELTSやTOEFLといった資格試験で公立カレッジの本科プログラムの入学に必要なスコアを取得することです。

それぞれ特徴がありますので、その点を解説します。

 

方法1: 公立カレッジ付属のESLから入学する方法

 

1つ目は公立カレッジ付属のESLから公立カレッジの本科プログラムの入学を目指す方法についてです。

公立カレッジ付属のESLはカレッジによっても異なりますが、概して出される課題の量が多く、また合格ラインのボーダーも高めに設定されており、勉強は結構ハードにしなければなりません。ただ、前もってことわっておきますが付属のESLの勉強はハードですが、この選択肢は個人的には悪い選択肢ではないと思っています。なぜなら入学する公立カレッジ、入学するプログラム、入学するプログラムに関しての事前知識がどれだけあるか等によっても変わりますがカナダの公立カレッジの本科プログラムの単位取得の厳しさは日本の大学のそれの比じゃないからです。つまるところ、ちゃんとした英語力を見につけて公立カレッジの本科プログラムに臨まないと入学後にとんでもない苦労をされる可能性があるということです。ある意味、苦労で済めば良いですが公立カレッジの本科プログラムの中退率は結構高く、勉強についていけず中退するというのはよくある話です。

付属ESLでの英語の勉強はハードですが、カレッジの本科プログラムの勉強に確実についていけるための英語力を身につける場所としてはある意味最適だと個人的には思います。

なお付属ESLの場合、当然ですが基本的にはそのカレッジの本科プログラムへ入学することが前提となっているので、例えば付属のESLで英語の勉強中に途中で他の公立カレッジへ入学したいと心変わりが生じても方向転換がし辛い時があります。

 

方法2: 語学学校のパスウェイコースから入学する方法

 

2つ目は語学学校のパスウェイコースから公立カレッジの本科プログラムの入学を目指す方法です。

基本的には公立カレッジ付属のESLから公立カレッジの本科プログラムへの入学を目指す場合と色々とかなり近いですが、1点大きく違うのは語学学校のパスウェイコースから公立カレッジの本科プログラムへの入学を目指す場合は特定の公立カレッジに入学するという前提ではないので、どこの公立カレッジの本科プログラムに入学したいかまだ決めていない、あるいは迷っているという方は付属のESLより語学学校のパスウェイコースに入学された方が良いかもしれないという点です。

ただ、注意点としてはパスウェイコースから入学できる公立カレッジは語学学校によっても結構異なりますので、事前に入学されようとしてる語学学校パスウェイコースの提携先公立カレッジの一覧は確認されておくことをオススメします。自分が入学したいと思っている公立カレッジがそのリストに無い場合、パスウェイコース入学後にいくら高得点を取得してもその公立カレッジの本科プログラムへは入学できません。

 

方法3: IELTSやTOEFLといった資格試験を利用して入学する方法

 

3つ目はIELTSやTOEFLといった資格試験を利用して公立カレッジの本科プログラムに入学する方法です。

この方法はやりようによってはお金と時間を一番節約して公立カレッジの本科プログラムに入学できる可能性がありますが、付属ESLや語学学校パスウェイコースを一切経ずにIELTSやTOEFLのスコアだけを取得して公立カレッジに入学することは、個人的にあまりオススメできません。

その理由はこのやり方で入学した場合、入学後のカレッジ生活でとても苦労する可能性があるからです。と言いますのもカレッジ生活を円滑に進めるのに必要な能力というのは単に英語のリーディング力/リスニング力/ライティング力/スピーキング力だけではないからです。例えば一例をご紹介すると、公立カレッジ付属のESLや語学学校のパスウェイコースに入学した場合上記英語の4スキル以外にも、公立カレッジの授業内でのノートの取り方やエッセイの書き方等も教えてくれます。公立カレッジの授業は単に内容が難しめなだけでなく、とにかく授業中の教えるスピードが早いです。ですので、適切なノートの取り方を知らないとあっという間に授業についていけなくなるという事態になってしまいます。また、エッセイについては公立カレッジ入学後は確実にこなさなきゃならないですし、エッセイはAPAフォーマットという予め決められた特定のフォーマットに沿って、そして論理的に記述しないと点数が全然取れないという事態になってしまいます。

公立カレッジ付属のESLや語学学校のパスウェイコースを一切経験せずに資格試験のみを利用して公立カレッジの本科プログラムに入学した場合、こういったカレッジ生活を生き抜くためのスキルが身についていない状態で入学することになります。

 

まとめ

 

いかがでしたしょうか。本日は公立カレッジの本科プログラムに入学するための3つの方法についてご紹介しましたが3つの方法ともそれぞれ良い点悪い点があるといった感じで、絶対の正解というのはありません。

結局は自分の状況を鑑みて、どの入学方法を選ばれるかご自身で決められれば良いという話になりますが、一つだけ言えることはどれを選ぶにしろ楽な道というのは無いですし、それにもし途中で楽をした場合はその分どこかしらのタイミングで自分に必ず跳ね返ってきて苦労をしなければならないという点です。

カナダの公立カレッジでの生活を日本の大学生活のようにイメージして臨むと何かと痛い目に会いがちだと思いますので、公立カレッジの本科プログラム入学前までにできる準備はこのタイミングまでに極力済ませておいた方が良いというように個人的には思います。

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