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ホームステイを楽しむ為の5つの心得

みなさん明けましておめでとうございます。
トロントオフィスのヒロコです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆さんは年末年始はいかがお過ごしでしたか?
日本は特に年始お正月がホリデー感にあふれていると
思いますが、カナダですとどちらかと言えばクリスマス時期から年末の
ほうが祝日らしい賑わいをみせ、新年は結構あっけない感じを受けるかも
しれませんね。

私は今回クリスマスから年末にかけては
ユミナのパパ家族とのパーティーや、
私のカナディアンファミリーとのパーティーで
かなり賑やかな祝日が続き忙しかったので、
年越しは娘と二人で静かに過ごしました。

私のカナディアンファミリーというのは、
私が留学生として初めてトロントに来たときに
ホームステイをした先のホストファミリーなのですが、
彼らとはそれからもう20年近く(正確には18年)の付き合いとなり、
私にとっては本当にカナダの「家族」といえる存在です。

異国の地に留学してくる学生にとって、
ホームステイ先のホストファミリーとの付き合い方というのは
留学の充実度を左右させる重要な要素の一つになります。
私自身はこんなに相性の合った素敵なファミリーに出会えて
とてもラッキーだったと思いますが、残念ながらホームステイに対して
ネガティブなイメージを持ってしまっている方や不安を持っている方も
沢山いるのは事実です。

そこで、今回はホームステイがネガティブな経験にならないように
する為の心得をいくつかシェアさせていただこうと思います。

 

<心得1:ホームステイに多くを期待せず、細かい希望条件や要求は避ける>
ホームステイのお申し込みをされる際に、条件として白人家庭やネイティブの家が良い、とか
学校やダウンタウンに近い家が良い、フレンドリーで親切な家が良い、と言った感じで
リクエストをもらう事が多いのですが、トロントのホームステイ事情からいうと
まずホストファミリーのバックグラウンド(人種や家族構成も含めて)を
選択基準にすることはかなりセンシティブな問題に繋がりかねません。
また、ダウンタウンに近い家というのもトロントの住宅事情を考えると
ホームステイに適した家庭はまず見つかりません。
この為これらのリクエストを頂いても条件としてお受けする事ができないのです。
また、ホームステイをする際に留学生側としては「お金を払っている側はこちらだし、
色々含まれているのだからあれこれやってくれるのが普通でしょ」
と思っているらしい人も多く見られますが、ホームステイはホテルではないので
サービスを受けるための料金を払っているという感覚は誤りです。
ホストファミリーは留学生にサービスを提供しているのではなく、
異国の地に勉強しに来た留学生の滞在先として、
自分たちの家に受け入れてくれている立場です。
ホストファミリーも彼らの生活があり、忙しくしているのが普通です。
この為留学生のためにわざわざ常に時間を割いて世話をやいてくれるとは
思わないほうがよいでしょう。過度な期待はせず、むしろホストファミリーの
生活に自分から合わせていくつもりでいるほうが無難と言えるでしょう。

<心得2:自分からコミュニケーションを取ってホストファミリーを安心させる>
ホームステイ先とのトラブルの多くがコミュニケーション不足や摩擦が原因だったり
します。勿論まだ英語での会話力が不足していることからなかなか上手くコミュニケーションが
取れない、と考えている方も多いかもしれませんが、もしも英語のスピーキングに
まだ自信がなくて思っていることが伝えにくい、ということであれば
メモやメッセージなどで文章にして伝えることもできるはずです。
ホストファミリーも忙しくてなかなか顔を合わせる機会がないようであれば、
メモを書いてキッチンなどに置いておくというようなこともできるはずです。
メモで書くのであれば辞書を使って言いたいことを文章にして書くこともできると
思いますのでスピーキング力を心配する必要もないと思います。
ホストファミリーは留学生がまだ英会話力が不足していることは十分に承知していますが、
そのせいで何も言わなかったりしたら色々と心配にさせてしまうこともありますし、
逆に何も言わないから問題ないだろう(分かっているだろう)と思われることもあります。
そういった摩擦を防ぐためにも、大事なことはちゃんと伝わるようにメモにして置いておくなど
ちゃんとコミュニケーションをとるようにし、ホストファミリーからも安心と信頼をしてもらえるよう
歩み寄りを見せていきましょう。
忘れてはいけないのが、ホストファミリー側としては言葉や生活習慣、文化や国の異なる
全く赤の他人を自分の家に住まわせているというリスクを負っているという点です。
どんなに受け入れ慣れていたとしても毎回どんな学生がくるか分からないのです。
ホストファミリーにも、「良い留学生が来てくれたな」と安心してもらえるように
自分からできるだけコミュニケーションを取っていけるようにしましょう。

<心得3:他の留学生のホームステイ先と比較しない>
ホームステイ先の家庭はそれぞれその生活習慣や
ライフスタイルなども全く異なるということは言うまでもありません。
それぞれの家のやり方なども違います。
普段食べている食事なども違うわけです。ファミリーのキャラクターも
異なりますのでそれに合わせて留学生ともそれぞれ相性が異なるといえるでしょう。
他の学生が滞在しているホストファミリーが良く見えることもあるでしょうし、
その逆もあるかもしれません。
私自身の経験からいっても、ホストファミリーと相性がとても合ったので
快適な生活ができましたが、私の前や後に同じファミリーに滞在した日本人の
女の子達は私のホストファミリーとは相性が合わなかったようです。
確かにダウンタウンからは1時間近くかかる遠い場所でしたし、
ファミリーは忙しくお子さんも小さかったので特に家族でゆっくり団欒するという
機会もありませんでした。食事もランチは毎回同じですし、
朝食は自分でシリアルなどを食べるスタイル、夕食は冷凍食品も多かったのは確かです。
量が少なくてお腹がすいたことも良くありましたがその時は自分で学校帰りに
スナックを買って食べたりしたこともありました。
家も結構散らかっていたりしていましたし、夫婦喧嘩もしょっちゅうでした。
ただ、私自身はそういった部分はあまり気にしなかったのと、ファミリーが私の
スペースと時間をリスペクトしてくれたので私もホストのライフスタイルを
リスペクトしてできるだけ合わせようとした事がお互いにやりやすい
関係を保てたのではないかと思います。


「あの子のホストファミリーはあれもこれもしてくれるのに、
何で私のホストはしてくれないのかしら?」と考え始めたら
そこからはもうネガティブな方向にしか目が向かなくなります。
ホストファミリーのやり方などがどうしても合わないようであれば、
もちろん変更することも出来ると思いますが、その前にご自身としても
そのホストファミリーとの歩み寄りやリスペクトを示せているか
チェックをしてみてください。

<心得4:適応力、受け入れる姿勢を意識する>
上記の心得にもつながることではありますが、
ホストファミリーも各家庭それぞれ特徴や生活習慣が異なりますので、
その家庭に入ってバランスを保つための適応力と言うのは大事になってきます。
ホームステイに限らず異国の地で生活をするためにはその地の習慣や文化に
早くに適応できるかどうかでその後の充実度も違ってくると言えます。
留学をしに来ているのですから、その地の環境にご自身を合わせていくことが
大事であり、留学先が留学生の都合に合わせてくれるわけではありませんよね。
ホームステイも同じで、ホストファミリーが留学生に合わせるという図式は本来
成り立たないはずです。ホストファミリーは留学生を受け入れる立場ですが、
その受け入れてくれているホームステイ先の環境を留学生側も受け入れるという
姿勢が大事です。
もちろん、ホームステイ先の環境が常識的に見てもあまりに酷いということであれば
直ちに変更や改善が必要ですが、ただ単にご自身が期待していた環境と違う、
自分がこれまで慣れてきた環境と違う、という理由でホームステイ先に不満をもつというのは
あまり理にかなっていません。
もしもやはりホームステイという滞在方法自体があまり気質に合っていないということであれば
(実際にそういうタイプの方はいらっしゃいます)
早めにご自身でシェアアパートなどを探す方が納得がいくかと思います。

<心得5:気になる事があればまず自身でホストに伝えてみる。その際には言い方を工夫する。>
上記のコミュニケーションの部分にも関係してきますが、もしもホストファミリーに伝えたいことや
気になる事がある場合にはまず自分でちゃんと意思を示す事が大切です。こちらの人は言わなくては
分からない、という文化でもありますので、ちゃんとはっきりものを言うということは意識をしておくほうが
よいでしょう。
ただ、はっきりものを言うというのは決して「文句をいう」という意味ではありません。
もしもその家庭のやり方で分からない部分があるのであれば、
素直に「これはどのようにしたら良いですか?」と質問をすること。
もしも改善してもらいたい部分があれば、主張をするのではなく
「私としてはこういうふうにしたいんだけれど良いですか?」
と言う感じで聞いてみる。
食事などに関しては、例えば好きなものなどを伝えてみて
「私はこういう料理が好きです。この前のディナーにあった料理は
とても美味しかったです。ただ、ちょっと今回のものは苦手でした。」
というようなコメントをしてみると気まずい感じを避けることができるように
思います。
英語力が完璧でないのでつっけんどんな言い方になってしまうのが
心配と言う方は一度私達や学校の先生などに、なにか良い言い回しがないか
アドバイスを求めてみてください。

 

これらのことを意識することで、ホームステイに関するトラブルの多くを
回避する事ができるはずです。
よくホームステイは「当たり外れがある」などという人がいますが、
「当たり外れ」ではありません。相性の問題ではあります。
逆にホストファミリーから見て、受け入れた留学生に「当たり外れがあった」なんて
言われたりしたらどう思いますか?

もしも今年留学を控えていて、ホームステイが不安だという方は
是非上記に触れたことを少し意識してみて、
ご自身でできるだけホームステイを良い経験にできるように
考え方を切り替えてみていただくと良いかもしれませんね。

それでは今年も頑張って参りましょう!!

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